愛を探す1人の男の長い旅
異邦人である男が、“彼の女”を探すため長くて険しい旅に出る。
“南北理念”の葛藤、権力者に対する復しゅうは、ただストーリーに付随する話であるだけ。
このドラマの神髄は、1人の女性に向けられた、ある男の尊く深い愛だ。
異邦人の医療ドラマ。
病院の主は患者だと信じる異邦人の医師。
患者は病院を通り過ぎていく客であるという固定観念に厳しい忠告を与える。
患者を尊重する彼の心と情熱は、今までに見てきた医療ドラマとは全く違う、感動と戦慄を繰り広げてくれるだろう。
しかし、結局は人が生きていくストーリー。
大学病院という特定の空間の中で巻き起こる医師の話を描いてはいるが、最終的には愛、挑戦、挫折、成長など人生の喜怒哀楽を描き出している。
ドクター異邦人は、自身が異邦人であることを知らずに生きる我々、すべての異邦人の人生を描いたドラマだ。